行政・団体関東運輸局は8日、埼玉県熊谷市の東世運輸本社営業所に対し、事業の全部停止と車両停止処分を行ったことを発表した。
同社は、2019年11月15日に法令違反の疑いを端緒とする監査を受け、名義貸しなど合計17件の法令違反が発覚。違反点数58点が付されることになったことから、30日間の事業停止と延べ280日の車両停止処分を受けた。
監査では、名義貸しのほか、点呼の実施違反、運行記録計による記録違反、運転者指導監督違反、定期点検整備の未実施、運行管理者・整備管理者の講習・研修未受講――などが指摘されている。
なお、関東運輸局管内では、7日にも横浜市の運送会社が名義貸しなど9件の違反により事業停止処分を受けている。