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大和ハウス、第三京浜至近に「DPL横浜港北I」着工へ

2020年7月10日 (金)

拠点・施設大和ハウス工業は10日、横浜市都筑区の第三京浜道路「港北インターチェンジ」(IC)隣接地に、大型マルチテナント型物流施設「DPL横浜港北I」を着工すると発表した。7月中旬に着工し、2022年3月の竣工を目指す。

同施設は、第三京浜道路「港北IC」から0.3キロ、出口から車で1分という立地。ことし3月に「首都高神奈川7号横浜北西線」が開通したことで、東名高速道路や首都圏中央連絡自動車道へのアクセスが改善し、都心だけでなく、東日本・東海地方への広域配送にも対応する。

建屋は延床面積9万9676平方メートルの地上6階建て。1区画5800平方メートルから最大12テナントが入居可能で、各区間に事務所を設置することができる。

入出庫の設備では、45フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れできるランプウェイを採用し、施設全体で210台分のトラックバースを設置。さらに、Hacobu(ハコブ、東京都港区)のトラック予約受付システムとオンラインチェックインシステム(有償)を導入し、効率的な入出庫と荷待ち時間の削減を実現する。

ハコブのオンラインチェックインシステムは、物流施設から一定の半径内に入ったドライバーが、携帯電話から入退場受付を済ませられるもので、施設側とドライバーの双方の作業負荷を軽減し、対面接触機会を減らすことができる。

▲トラック予約受付システムの流れ(出所:大和ハウス工業)

従業員向けの設備では、テナント企業の従業員専用の保育施設やカフェテリア、無人コンビニエンスストア、休憩スペースを用意。加えて、通勤用に普通自動車250台分の駐車場、自転車260台分の駐輪場も備える。

■所在地図(出所:大和ハウス工業)

「DPL横浜港北I」の概要
所在地:神奈川県横浜市都筑区川向町字南耕地412他
交通:首都高速道路「横浜港北出入口」から0.1キロ、第三京浜道路「港北インターチェンジ」降り口から0.3キロ(乗り口まで3キロ)、JR横浜線・横浜市営地下鉄「新横浜駅」から3キロ(車で10分)
敷地面積:4万489.59平方メートル(1万2248.10坪)
建築面積:1万7560.19平方メートル(5311.95坪)
延床面積:9万9676.55平方メートル(3万152.15坪)
賃貸面積:7万3210.15平方メートル(2万2146.07坪)
※最大12テナント、1区画約5800平方メートル(1750坪)から入居可能、1フロア2万1300平方メートル(3500坪)
構造・規模:PCa・PC造(プレキャスト・プレストレストコンクリート造)、免震構造、地上6階建て
建物サイズ:高さ43.3メートル、幅161メートル、奥行き99メートル
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業
設計・施工:浅沼組
着工:2020年7月中旬
竣工 :2022年3月
入居 :2022年4月
総投資額:270億円