拠点・施設大和ハウス工業は13日、横浜市都筑区でマルチテナント型の賃貸物流施設「DPL新横浜II」に着工すると発表した。
建物は地上5階建て、延床面積は9万8591平方メートルで、第三京浜道路港北出口から450メートルと近い立地。完成後はトラックドライバーや運送企業が、トラックバースの予約をウェブ上で行うトラック予約システムを導入し、テナント企業の荷待ち時間削減を支援する。
昨年7月に着工した賃貸物流施設「DPL新横浜I」の隣接地に同じ規模で22年10月末の完成を目指して建設する。5階建ての建物は最大10テナントが入居可能(最小区画7400平方メートル)で、BCPに対応した災害発生時の早期事業復旧をサポートするため、免震システムも導入する。
45フィートコンテナトレーラーが各階に直接乗り入れることができる、らせん状のランプウェイ2基を採用し、施設全体で135台分のトラックバースも用意。マテハン機器などの消費電力量が大きい機器を導入できるよう、特別高圧受変電設備を設ける。
■建物概要
名称:DPL新横浜II
所在地:横浜市都筑区川向町字南耕地386ほか
敷地面積:4万1273.44平方メートル(1万2485坪)
建築面積:2万670.43平方メートル(6252坪)
延床面積:9万8591.33平方メートル(2万9823坪)
賃貸面積:7万7324.23平方メートル(2万3390坪)
1フロアの賃貸面積:1万4800平方メートル(4470坪)
規模:地上5階建て、高さ36.5メートル、幅220メートル、奥行き117メートル
構造:PCa・PC造(プレキャストプレストレストコンクリート造)、免震構造
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業
設計・施工:錢高組
着工:2021年5月13日
完成:2022年10月31日
入居:2022年11月1日