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違法長時間労働でヒューテックノオリンに是正指導

2020年7月20日 (月)

行政・団体C&Fロジホールディングス傘下のヒューテックノオリンが労働基準法に違反し、1か月80時間を超えた時間外・休日労働を複数の拠点でさせていたとして、東京労働局から指導を受けていたことが20日までにわかった。

厚生労働省では、違法な長時間労働を複数の拠点でさせていた「社会的に影響力の大きい企業」に対し、経営幹部に是正を求めて指導するとともに、その内容を公表することにしている。

東京労働局では、6月30日に土田浩史東京労働局長が同社の綾宏将社長に対し「違法な長時間労働について、代表取締役主導のもと、本社とすべての参加事業場における状況を再度点検し、速やかに全社的な改善措置を講ずる」よう指導。

社長が是正指導を受けたヒューテックノオリンでは、「長時間労働削減について、法令で定められた時間に向けた改善を行うため、本社手動で全社的に取り組む。また取引先(荷主)に業務見直しなどの申し入れの要請を行うとともに、体制構築に対する予算措置を講じ、積極的に中途採用の推進を行うことで人員不足の改善に取り組む」との是正方針を打ち出した。