ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ZMP、首都高全線の自動運転AI用データを販売

2020年7月20日 (月)

▲LiDAR物体認識ソフトによる解析データ

サービス・商品ZMP(東京都文京区)はこのほど、首都高速道路全線走行時のカメラ映像と計測値データ・車両情報などで構成する自動運転AI用データセットの販売を開始した。

このデータセットは走行時間15時間以上、走行距離約300キロ、データ量2.5テラバイト(TB)以上のデータ量から厳選した走行ルートと走行シーン、車体情報や周辺環境情報をピックアップし、データ取得用の車両を走行させて取得した首都高データセット。

▲自動運転開発におけるデータ計測車両(oboTest®Carイメージ)

車両の前方・後方・左右サイドミラーに設置したカメラの動画データとGPSデータ、温度・湿度・照度データなど――とともに、車両上部に搭載したレーザー光で正確な距離を測定し、遠方や周辺の状況を常時立体的に把握できる走行空間センサーを活用した距離情報や点群データと物体認識結果が含まれる。

膨大なデータが必要な自動運転の研究開発にとって、顧客の手間を大幅に削減できるサービスとなることから、公道での自動運転実用化へ向けた実証実験の進展が期待される。

価格は、200万円(税別)で9月末よりデータ納品が開始される。