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MUJIN、アズワンの先進拠点でロボット4台稼働

2020年7月30日 (木)

サービス・商品MUJIN(ムジン、東京都江東区)は30日、アズワンの先進物流拠点「スマートDC」で行われている業務のうち3工程で、4台のロボットを稼働させたと発表した。

ムジンが納入したロボットは、ケースパレタイズロボット2台、オリコンパレタイズロボット1台、ケースデパレタイズロボット1台の3種類で、導入より人為ミスや事故を予防する体制を構築した。

この拠点に導入されたケースパレタイズロボットは、出荷工程で段ボールのかご車積み付け作業を自動化するもので、商品のサイズ・重量情報だけでなく、割れ物の上にケースを載せない対応など、最適な積み付け位置を自動計算することができる。

計算結果と異なるケースが流れてきた場合でも、停止せず稼動を継続。3Dビジョンで積み付け状況を常時監視し、荷崩れが発生しても商品を破損せずロボットが停止する。

また、出荷工程で折り畳みコンテナの積み付け作業を自動化するオリコンパレタイズロボットでは、ハンドに取り付けたセンサーでオリコンのずれを検知し、荷崩れを防止。3Dビジョンでカゴ車のフレームを検知し、位置補正しながら積み付けを実行する。

ケースデパレタイズロボットは、夜間の在庫補充工程で段ボールの積み下ろし作業を自動化。積付状態に関係なく、さまざまな荷姿に対応し、自動倉庫とコンベアとの組み合わせにより、夜間在庫補充の完全自動化につなげる。

スマートDCは、アズワンが5月28日に賃貸物流施設「プロロジスパーク千葉1」で稼働を開始した物流センターで、総床面積は5万2800平方メートル。既存の「東京物流センター」と比べ、保管能力が1.5倍、出荷能力は2倍に拡大し、70%のオートメーションを実現しているという。