プロロジス、千葉市稲毛区で新物流施設着工

拠点・施設プロロジスは12日、千葉市稲毛区でマルチテナント対応の賃貸物流施設「プロロジスパーク千葉2」の起工式を行った、と発表した。

隣接地で建設が進む「プロロジスパーク千葉1」は、9月の竣工に先立ち賃貸面積の70％が契約済みとなっており、こうした需要の高さを受け、当初BTS型として計画していた「千葉2」の計画を変更、マルチテナント型として着工した。延床面積は両施設合わせて21万平方メートルを超える。

現地は千葉湾岸から6キロ、国道16号線と東関東自動車道の結節地点に開発。東関東自動車道千葉北ICからの距離はわずか3キロ、京葉道路穴川ICからも4キロと近く、同社は「需要の高い物流施設集積地である千葉湾岸部と国道16号線内陸部の特性を併せ持つ希少なエリア。ECを中心に、首都圏へ配送する食品・日用雑貨、空港を利用した国際貨物など、多様な物流ニーズに対応できる」としている。

施設は、ランプウェイで3階までの各階に45フィートコンテナセミトレーラーがアクセス可能で、3・4階は荷物用エレベーターと垂直搬送機を備えたメゾネット型とする。最小賃貸面積は1800坪から1フロア最大4500坪で、小規模ニーズにも対応する。

施設の館内人口は400-500人程度と想定し、カフェテリアスペースやコンビニエンスストアを整備、駅から専用送迎バスを運行する。入居企業の従業員が来客対応や打ち合わせに利用できる、小規模オフィススペースを複数整備する計画で、BCPとして井戸水浄化設備、非常用発電機、緊急地震速報、衛星電話、備蓄用組み立て型トイレ「ほぼ紙トイレ」などを備える。