財務・人事アルプス物流が7月31日に発表した4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算は、売上高218億円(前年同期比14.3%減)、営業利益6億円(41.7%減)、四半期最終利益3億円(40.8%減)となった。
主力の電子部品物流で荷主工場の操業が停止し、スマートフォンや自動車向けの生産が減少したのに伴い、電子部品の荷動きも減少、減収減益となった。商品販売事業も減収減益だったが、消費物流では、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、注力分野の生協向け宅配事業で需要が増加、増収増益を確保した。
期中には、電子部品物流で大阪に大型自動化設備を導入した倉庫を稼働。「これまで制限されていた拡販活動も徐々に再開し、物流品質だけでなく、顧客とのコミュニケーション、サービスのレベルの向上に取り組んでいる」とし、7月以降の回復に望みをつないだ。
通期は売上高930億円(前期比7.7%減)、営業利益32億円(22.3%減)、最終利益16億円(33%減)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | 20/3/中間 | |
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売上高 | 21,844 [-14.3%] | 100,741 [-4%] | 76,891 [-3.9%] | 51,227 [-2.1%] |
営業利益 | 625 [-41.6%] | 4,118 [-12.8%] | 3,304 [-9.5%] | 2,066 [3%] |
最終利益 | 339 [-40.7%] | 2,389 [-4.4%] | 1,978 [-4.4%] | 1,133 [-4.6%] |
売上高営業利益率 | 2.9% | 4.1% | 4.3% | 4.0% |