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女児ひき逃げ端緒、薦田運輸に処分

2020年8月3日 (月)

行政・団体四国運輸局は3日、愛媛県新居浜市の薦田運輸本社営業所に対し、延べ130日の車両停止処分を行ったと発表した。

2019年8月8日に大阪府堺市の交差点で、大型トレーラーが横断歩道を渡っていた女子小学生をはね、死亡させた事故を端緒として、同局は事故翌日の8月9日から20年3月13日まで5回にわたる特別監査を実施。この中で、14件の違反が確認されたことから、同社保有の77台の車両のうち9台に対し、延べ130日の車両停止処分を下した。

この事故は、ひき逃げの容疑で逮捕された運転手の呼気からアルコールが検出されるなどしたため、多くのメディアが報道。同局は「社会に与える影響が大きく、重要な案件」だと判断し、行政処分の個別発表に踏み切った。

特別監査では、点呼が確実に行われていなかったことや、点呼記録簿の不実記載のほか、乗務・運行時間に関する3件の違反、運行指示書に関する2件の違反など、合計14件の違反事実が確認されている。