財務・人事三井倉庫ホールディングスが4日発表した4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために国内外で経済活動が制限された影響を受け、海上、航空フォワーディング業務や港湾運送業務の取り扱いが減少し、売上高は565億1700万円(前年同期比7.3%減)、営業利益32億700万円(4.7%減)、四半期最終利益は20億3500万円(11.2%減)となった。
主力の物流事業で42億円の減収となったが、国内外の荷主企業が「許容される範囲内」で生産活動を再開し、一定の稼働率まで生産が回復する動きを見せたことで、原材料、部品などの調達に伴う緊急性の高い輸送業務が発生した。また、国内のメーカー物流で家電関連の取り扱いが増えた。
通期は売上高2240億円(7.1%減)、営業利益107億円(9.4%減)、最終利益52億円(18.7%減)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | 20/3/中間 | |
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売上高 | 56,517 [-7.3%] | 241,080 [-0.3%] | 184,974 [0.4%] | 123,690 [2.5%] |
営業利益 | 3,207 [-4.6%] | 11,808 [-1.5%] | 10,383 [1.1%] | 7,063 [14.2%] |
最終利益 | 2,035 [11.2%] | 6,395 [23.2%] | 5,407 [26.6%] | 3,500 [12.5%] |
売上高営業利益率 | 5.7% | 4.9% | 5.6% | 5.7% |