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カルビーとホクレン、貯蔵・物流分野で連携協定

2020年8月5日 (水)

M&Aカルビーは5日、ホクレン農業協同組合連合会(札幌市中央区)と連携協定を結び、馬鈴しょなど北海道産農産物の「流通から商品開発に至る事業全般」で協業を進めると発表した。

連携により、馬鈴しょの国内生産量の6分の1(17%)を使用するカルビーとホクレンは、共通する事業基盤の強化に取り組む。カルビーは中期経営計画の目標に掲げる「国産馬鈴しょ調達量40万トン体制(2019年3月期比20%増)の確立」を進め、貯蔵や物流分野で連携していく。

併せてホクレングループの生産者が手がける馬鈴しょを使った「ポテトチップス」の商品化に取り組み、総菜・中食領域でのビジネスプラットフォームの構築、馬鈴しょ以外の農産物を原料とする製品開発など「新たな食領域」にも踏み込む。

ホクレンは、今回の連携を「農産物の流通量の確保や、生産者の経営安定化に向けた布石」に位置付け、カルビーと貯蔵・物流分野でノウハウを共有するとともに、商品の共同開発を通じた市場開拓を進める。

連携の第1弾として、ホクレンオリジナルブランドの馬鈴しょ「よくねたいも」を原料にした新コンセプトのポテトチップス「チップスネクストオリジナル」を5日からオンライン限定で発売する。