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ZMP、物流ロボ向けシミュレーションを提供

2020年8月11日 (火)

サービス・商品ZMP(東京都文京区)は11日、自動運転シミュレーター「RoboSim」(ロボシム)を活用した台車型物流支援ロボット、無人フォークリフト、無人けん引車向けのシミュレーションサービスを開始する、と発表した。

▲RoboSim上の連携シミュレーション

ロボシムはロボット、自動運転車両の走行や挙動を仮想空間上で実現できるシミュレーターで、公道走行が許可されていないロボットや自動運転車両を仮想走行させることで、自動運転アルゴリズムの検証に利用されている。

ロボシムを活用することで、倉庫や工場に物流ロボットを導入する際に必要となる必要稼働台数、ロボットの導線分析に基づく現場環境との適合性、物流スループットを計測しやすくなる。

これまで無人搬送車(AGV)や物流ロボットを導入する際は、これらの情報を整理するために多くの時間と労力が必要だったが、ロボシムを利用することで、3Dデータで視覚的、客観的な情報を把握し、導入検討を加速させることができるようになる。

具体的には、ロボットの必要稼働台数の計算、ランドマークや反射ポールなどロボットの設置に必要な設備の数量や設置場所、ロボットの走行ルート、物流スループットを前提とした一連の業務の流れ――などのシミュレーションが可能。

物量や作業スケジュールなどのインプットデータを変更することにより、さまざまな業務シナリオを試算することが可能で、業務の繁閑、将来の物量を想定した導入検討にも対応している。