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Offisis、同僚におつかい頼む弁当デリバリー開始

2020年8月27日 (木)

フードオフィス内の遊休スペースを活用したサービスを提供するOffisis(オフィシス、東京都豊島区)はこのほど、弁当の配送を同僚や知人に依頼することで、配送料や飲食店の手数料を抑えるデリバリーサービス「JOY(ジョイ)弁」の提供を9月1日から開始する。

同サービスは、アプリ上で同僚や知人が注文した弁当を、コミュニティ内の代表者がまとめて受け取りに行く仕組み。代表者は、全員分の注文金額の10%をポイントとして受け取り、次回の支払いに充当することができる。飲食店は、カード決済手数料を含めて10%をサービス手数料として同社に支払うが、この手数料は「業界最安値」(オフィシス)だという。

同社は第1弾として、9月1日から東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)内でサービスを開始し、年内に5つのエリアや自治体に展開する予定。

▲(右)オフィシス代表の田野氏(左)三井不動産ビルマネジメントの中島氏

欧米では、消費者同士が他の用事で移動するついでに物を届け合う「ソーシャルデリバリー」という取り組みが普及しており、ドイツでは、大手ECサイト運営会社のザランド社が「ついで配送」「まとめ受取」型のデリバリーで効率的な配送網を構築していることから、今後は日本国内でもソーシャルデリバリーが普及していく可能性があるという。