東京圏の物流施設空室率、2Q連続で最低水準更新

（出所：一五不動産情報サービス）

調査・データ一五不動産情報サービス（東京都墨田区）が8月31日に発表した「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果（7月時点）によると、東京圏の7月の空室率は0.4％で、調査開始以降の最低水準を2四半期連続で更新した。

5-7月期の新規供給は39万平方メートルだったが、新規需要は48.8万平方メートルとなり、5四半期連続で新規需要が新規供給を上回った。募集賃料（坪単価）は4400円で前期並み。埼玉県では募集賃料が4070円となり、2009年7月以来、11年ぶりに4000円を上回った。

（出所：一五不動産情報サービス）

関西圏の空室率は3％で、前期の2％から1ポイント上昇した。「ESR尼崎ディストリビューションセンター」を含む4棟が新たに竣工したが、空室率の上昇は小幅にとどまった。募集賃料は3990円で前期の3850円から140円（3.6％）上昇。08年7月の調査開始以降で最も高い水準に達した。