ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

倉庫ロボ「オートストア」に新たな活用法、関心再び

2020年9月8日 (火)

話題物流施設の生産性向上や省人化に有効なシステムとして、オートストアの導入企業が増え、世界30か国で500件を超える。日本でも急増しており、世界で4番目に多い。その先には、意外ともいえる活用方法の広がりがあった。

国内では2016年にニトリホールディングス傘下のホームロジスティクス(札幌市北区)がオートストア を最初に導入した。その後も、多品種の商品を扱うさまざまな業種と業態の物流現場で導入が進んでいる。

また、新型コロナウイルスで通販業界が拡大する中で、スペース効率化と省力化が可能なシステムとして、ますます注目が集まっている。

新シリーズとして2019年2月に登場した「Black Line」(ブラックライン)は、自動交換方式のバッテリーで充電時間が不要となったほか、商品が収納される「ビン」と呼ばれる箱の高さが330ミリから425ミリまで拡張されたことで、従来より大きな商品を入出庫できるようになった。

■AutoStore ロボットストレージシステム  「BlackLine “ブラックライン”」

新型コロナウイルスの勢いに陰りが見られないなか、社会では「非接触」が重要なキーワードとして認識されるようになっているが、国内販売を手がけるオカムラでは、こうした需要に対応する形で、アフターコロナ・ウィズコロナに向けた提案にも力を入れる。

「オートストア・マイクロフルフィルメント」の名称で打ち出されるこのソリューションは、従来のような基幹物流拠点だけでなく、小売店のバックヤードや、より規模の小さな物流拠点に導入することで、販売員などのスタッフが商品と非接触を保ちながら、商品を受け渡すことができるようになる。

例えば、事前に注文を済ませておくことで、店員と顧客が接触しない状態を保持したまま、ドライブスルー方式で商品を受け取ったり、自宅への配達と連携させたりといった活用方法が考えられる。

海外ではすでにこうした導入事例が増えつつあり、「非接触でスピーディーに買い物ができる」として、米国のスーパーマーケットやショッピングセンターで利用が広がっている。

国内でも新型コロナウイルスの影響で問い合わせが多くなっており、国内販売を担うオカムラでは、日本市場でも「新たな顧客体験」の浸透が可能と見ている。

■オートストア ・スペシャルサイト
https://www.okamura.co.jp/autostore/

■オートストア・マイクロフルフィルメントの概要
https://www.okamura.co.jp/Micro-Fulfillment/

■問合せ窓口
https://www.okamura.co.jp/inquiry/