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日比谷の「弁当おつかい」にヤマト運輸が参画

2020年9月1日 (火)

フード東京ミッドタウンマネジメントは1日、東京ミッドタウン日比谷で同日から開始する「オフィス弁当ソーシャルデリバリーサービス」で、弁当の配送をヤマト運輸に依頼できることを明らかにした。

同サービスの中核を担うOffisis(オフィシス、東京都豊島区)のデリバリーサービス「JOY弁」(ジョイ弁)は、アプリ上で同僚や知人が注文した弁当を、同じコミュニティ内の代表者がまとめて受け取りに行く仕組み。弁当を提供する飲食店は、サービス手数料として注文金額の10%をオフィシスに支払う。

このサービスでは、弁当を注文した人が、「おつかい」費用として注文金額の10%を代表者に支払う(サービス内のポイントとして付与)形をとっているが、東京ミッドタウン日比谷では館内物流を担うヤマト運輸に10%を支払うことで、ヤマト運輸のスタッフに弁当のおつかいを依頼することができる。

アプリ上では、依頼先としてコミュニティ内の代表者とヤマト運輸の双方を選択できるようになっており、ヤマト運輸に依頼する場合にはオフィス棟のロビーで弁当を受け取る。

▲ヤマト運輸のスタッフが弁当を届ける様子

この取り組みは、大規模複合施設内でオフィステナントと商業テナントを繋ぐサービスとしては日本初。ヤマト運輸としても初めての試みで、同社は「オフィスワーカーの方々の利用が難しい場合のプレイヤーとして機能する予定で、 実際の注文の5割程度を担う見込み。今回の試みが上手くいくことで、館内での商業とオフィスを繋ぐ動きとしてもモデルケースになると考えており、ヤマト運輸社内でも注目の取り組みとなっている。館内物流サービスとして、ただ『館内の荷物を運ぶ』ということに終始してしまうのではなく、『ヤマト運輸だからこそできるサービス』として一歩踏み込んだ取り組みを、ぜひ成功させたい」とコメントを発表している。

Offisis、同僚におつかい頼む弁当デリバリー開始