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アズープの中古トラック売買、トランコムが代理店に

2020年9月10日 (木)

M&A運送業界向けのオンライン車両売買プラットフォーム「トラッカーズ」を運営するAzoop(アズープ、東京都世田谷区)は10日、求貨求車サービスを提供するトランコムと代理店契約を締結したと発表した。

「トラッカーズ」は、これまでの中古トラック売買で生じていた、複数事業者から相見積りを取る手間・時間・コストを削減。効率的な売買と中間コストの削減によって、これまでに800社と取引実績がある。

一方で、サービス提供エリアが関東1都3県に限定されていたことから、運営会社のアズープは、提供エリアを全国に拡大するため代理店制度を導入。最初のパートナーとしてトランコムと代理店契約を結び、中部・関西圏への進出を見据える。

トランコムは、求貨求車サービスで1万3000社の運送会社と取引がある。アズープは、同社が中古トラック売買の窓口を務めることで、車両流通量が大幅に増加することを期待しており、これによって「多様な運送事業者、中古車事業者のニーズを満たすこととなり、購入決定スピードと成約率が高まる」とみている。

また、アズープは、今回の代理店契約に合わせて「トラッカーズ」の名称を「トラッカーズマーケット」に変更。これまでは、「オークション形式」と「フリーマーケット形式」の2つを運営していたが、”より早く買える、より早く売れる”強みをさらに強化するため、「フリーマーケット形式」に一本化する。

同社は、オンライン中古トラック売買の「トラッカーズマーケット」のほか、クラウド型車両管理システム「トラッカーズマネージャー」も提供しており、今後も「運送業業界の課題を解決するサービスを順次開発していく」と意気込みを語った。