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出前館の配達代行利用急増、新型コロナ背景に4倍

2020年9月10日 (木)

フード出前館(大阪市中央区)は10日、出前機能を持たない店舗に出前配送機能を提供する「シェアリングデリバリー」の4-6月取扱高が、新型コロナウイルスの影響で前年の4倍に急増したことを明らかにした。これに伴い、同社は出前館のサービス利用価格の7%を助成する「飲食店支援特別価格」を年末まで延長し、利用促進につなげる。

(出所:出前館)

多くの飲食店で営業短縮や座席数の削減が余儀なくされ、大きな影響を受ける中、シェアリングデリバリーが大きく伸びたのは、全国的に外出自粛の風潮が広がり、企業の在宅勤務へのシフトで自宅での食事機会が増えている社会状況が背景にある。同社のシンクタンクによる調査では、「テレワーク中の7割が出前を利用している」という結果が出ているという。

シェアリングデリバリーは、出前館に加盟する複数店舗が配達機能をシェアすることで出前機能を利用できるようにするサービスで、2017年から本格的に開始し、現在は関東・関西を中心に1都1道2府22県で展開している。