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英食品卸会社がトラック荷室の温度帯分割

2020年9月10日 (木)

国際フォルクスワーゲン傘下のトラックメーカーであるスカニア(スウェーデン)は9日、英オーガニック・フェアトレード食品卸のエッセンシャルトレーディング社が、スカニアのトラック「P220」に異なる温度帯の貨物を混載する仕組みを搭載したと伝えた。

▲エッセンシャルトレーディング社の「P220」(出所:スカニア)

エッセンシャルトレーディング社は、近年冷凍商品の取扱量が増加していることに着目し、冷凍商品と常温商品を同時に輸送できるトラックを開発。荷室前部に、輸送用冷凍ユニットメーカーである米キャリアトランジコールド社製の冷凍冷蔵セクションを設け、カーテンで仕切られた後部に常温セクションを配置した。

同社の輸送責任者であるロブベアード氏は、車両を開発した経緯について「冷蔵部門が大きく成長してきており、大型車用の冷蔵室が欠かせない状況になった」と説明している。