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商船三井、モーリシャス石油流出被害の支援基金

2021年6月21日 (月)

国際商船三井は21日、チャーター契約を結んでいた長鋪(ながしき)汽船(岡山県笠岡市)子会社所有のばら積み貨物船が2020年7月にインド洋上で座礁して発生した石油流出事故で、流出油が漂着したモーリシャスの支援活動基金「MOLチャリタブルトラスト」を当地で設立したと発表した。

商船三井は、2020年9月に総額8億円の基金設立を発表。今回は、うち3億円を拠出する予定。自然環境の回復や保護、地域社会・市民生活への支援を行う原資とする。

この石油流出事故で、モーリシャスの沿岸では、1000トン以上の石油がサンゴ礁やマングローブ林を汚染する被害が発生。世界有数の多様な生態系が育まれていた地域だけに、観光業や水産業への影響の長期化が懸念されている。

商船三井の座礁運航船、油流出で海域に甚大な影響