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ヤンマーPT、LNG燃料フェリー向けエンジン受注

2020年9月18日 (金)

荷主ヤンマーホールディングス傘下のヤンマーパワーテクノロジー(大阪市北区)は17日、商船三井が三菱造船下関造船所で建造する国内初のLNG燃料フェリー2隻「さんふらわあくれない」と「さんふらわあむらさき」(仮称)向けに、発電用機関として船舶用デュアルフューエルエンジン「8EY26LDF」を受注したと発表した。

船舶用デュアルフューエルエンジン8EY26LDF(出所:ヤンマーホールディングス)

2隻のLNG本船は2022年末から23年前半にかけて段階的に完成、引き渡されるスケジュールで、その後は商船三井のグループ会社「フェリーさんふらわあ」(大分市)が借り受け、大阪-別府航路に就航する。

環境性に優れたLNG燃料と入手の容易なディーゼル燃料の両方を柔軟に使用できるデュアルフューエルエンジンは、国際海事機関(IMO)3次規制に高いレベルで適合することから注目されている。「8EY26LDF」エンジンは負荷変動追従性や加速性能、高い熱効率に加え、高精度な空燃比制御技術でエンジンを常に最適な燃焼状態に維持する。