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商船三井、LNG燃料フェリー向け燃料供給で基本協定

2021年3月29日 (月)

ロジスティクス商船三井と九州電力は29日、商船三井傘下のフェリーさんふらわあが運航するLNG燃料フェリー「さんふらわあくれない」「さんふらわあむらさき」の2隻に対するLNG燃料供給の基本協定書を締結した、と発表した。

LNG燃料は建造中の本船が完成する2022年末頃から開始する計画で、大分県別府港の第三ふ頭北側岸壁に着岸中のフェリーに対し、岸壁に駐車したタンクローリーからLNGを供給する「トラック・トゥ・シップ方式」で1日50トンを供給する。供給に際してはタンクローリー4台とスキッドと呼ばれる導管を接続し、4台同時に供給することで、LNG燃料の供給時間を短縮する。

LNG燃料は九州電力傘下の大分LNGからタンクローリーで出荷し、燃料輸送、本船への供給作業は、ニヤクコーポレーション(東京都江東区)が受け持つ。また、大分瓦斯が燃料供給中の安全管理を担うことで、出荷から輸送、供給までの体制を充実させ、安全と安定供給につなげる。燃料は九州電力から商船三井テクノトレードを通じてさんふらわあに販売する形を取るという。