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CMA CGM、シンガポールで船からLNG燃料補給

2021年3月26日 (金)

国際仏海運大手のCMA CGMはこのほど、同社の大型コンテナ船「スキャンドラ」が、シンガポールでバンカー船からLNG燃料を補給したと伝えた。同社によれば、アジアでコンテナ船がシップ・トゥ・シップ(船から船へ)方式でLNG燃料を補給するのは初めて。同社は「大型船がシンガポールでLNG燃料を補給する道を開いた」とコメントしている。

燃料を供給したのはシンガポールのFueLNG(フューエルエヌジー)社のLNGバンカー船「ベリーナ」で、今回が初めての船間供給。シンガポール政府はアジアにおけるLNG供給ハブを目指しており、フューエルエヌジー社は2021年中に30回から50回程度の船間LNG供給を実施したいとしている。

なお、給油作業中には並行してコンテナの積み下ろし作業を行い、シンガポールでの滞在時間を短縮したという。CMA CGMは22年末までにLNG燃料コンテナ船を32隻にまで増加する考え。

(出所:CMA CGM)