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豊島区、池袋の配送路駐削減へ共同荷捌き場設置

2020年10月9日 (金)

▲南北区道の現状(出所:豊島区)

国内東京都豊島区は8日、池袋駅近くの繁華街にある南北区道周辺で荷さばき車両の路上駐車を減らし、歩行者の安全と物流を両立させるため、「南北区道周辺荷さばきルール」を策定し、10月31日から運用開始すると発表した。

区は、南北区道周辺で新しい商業施設が開業し、歩行者が急増していることから、店舗配送車が荷さばき可能な時間と曜日を設定し、配送車が無料で使用できる「共同荷さばきスペース」を区民センターに設置。歩行者の多い土日祝の12時-19時を避け、歩行者の少ない平日に配送日を設定するよう求めているほか、荷受人に対しても短時間で荷さばきが済むよう協力を求めている。

▲区民センターの共同荷さばき場(出所:豊島区)

区民センターに設けた「共同荷さばきスペース」は、原則20分まで利用可能で、料金は無料。事前に駐車許可証の発行を受けた車両が対象となる。

今後はルールを策定した協議会や警察、駐車場事業者、配送事業者、荷主などと協力し、ルールの周知、荷さばき可能な駐車場の指定、共同荷さばきスペースの追加設置、集配時間・曜日の見直し、車両サイズの見直しなどを進めていくほか、駐車規制の見直しや優良事業者に対する表彰なども検討していくという。