ロジスティクス日立物流は19日、同社のスマート安全運行管理システム(SSCV)を構成する3機能のうちの1つとして、見積・受発注管理、配車・運行管理業務、請求管理などをデジタル化し、基本機能として提供する「SSCVスマート」を1日から開始したと発表した。
SSCVはSSCVスマート、SSCVセーフティ(安全管理)、SSCVビークル(車両管理)3機能で構成する計画の輸送デジタルプラットフォームで、今月から提供を開始したSSCVスマートでは、ドライバー不足や労働環境の整備、煩雑な帳票類の管理といった輸送会社が抱える課題の解決を目指し、これまでアナログ対応が中心だった管理業務をデジタル化する。
今後はSSCVを構成するほかの2機能との連携や、パートナー企業との協業によって輸送事業者の業務効率化、コンプライアンス強化、コスト削減をサポート。労務管理、金融サービス、バース予約といった機能拡張や利便性向上を目指す。
協業第一弾として、富士通交通・道路データサービスが開発した「21万台の商用車ビッグデータを活用した適正運行ルート策定支援サービス」と連携し、トラックが確実に通行できるルート検索と時間信頼性の高い所用時間を見積もって適正な余裕時間を設定し「厚生労働省が示す改善基準告示に沿った運行計画を自動で生成して運行指示書を発行するサービス」を立ち上げた。