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バンテック中核に輸送リソースの効率活用図る

日立物流、輸送事業強化へ数十人規模の専門組織新設

2020年10月1日 (木)

ロジスティクス日立物流は1日、グループ内で開発に取り組む輸送デジタルプラットフォームの事業化に向け、数十人規模の「輸送事業強化プロジェクト」を発足させた。

プロジェクトには、輸送事業のデジタル基盤となる「スマート安全運行管理システム」(SSCV)の開発メンバーを集め、「SSCV強化グループ」として専門組織化して開発領域を強化するとともに、同社傘下で日産向け輸送事業を手がけるバンテックを中核とした輸送協力会社の車両を効率よく活用し、荷主への提案も行う「輸送力強化グループ」を併設することで、PJの開発と運用の両輪を形成する。

▲『SSCV』各機能のイメージ図

これにより、今後は車両管理を含む輸送事業全般をカバーできる輸送デジタルプラットフォームの構築を加速。SSCVをグループ内で利用するだけでなく、輸送協力会社やほかの輸送事業者へのサービス提供を進め、システム利用企業とのデータ連携による「強靭な輸送エコシステム(経済圏)」を形成を目指す。

さらに、日立物流グループ内での横断的な車両手配、輸配送網を確立する集中配車センターを設置。「輸送プラスアルファ」の付加価値提供が可能な「エンジニアドライバー」の育成にも取り組む。

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