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アイリスオーヤマ、アジア向け販売強化と調達見直し

2020年10月21日 (水)

拠点・施設アイリスオーヤマは20日、東南アジアへの自社製品の販売と調達機能を強化するため、ベトナムに続くアセアン地域2拠点目として、タイ・バンコク市に現地法人アイリスオーヤマ・タイを設立し、11月1日から本格稼働すると発表した。

これまで同社は、ベトナムと台湾に現地法人を置き、東アジア地域で家電製品の販売を行っていたが、今回新たにタイ現地法人を設けることで、アセアン地域を中心に展開している大手ネット通販企業や、現地の小売業者に対し、家電を中心とした販売を強化する。

タイでは近年、省エネを促進する企業が増えており、アセアン地域の企業意識が変わってきていることから、同社が日本国内で展開しているLED照明や店舗什器、建築資材、オフィス家具、コロナ対策用品などの法人向け商材をタイ国内とアセアン全域で販売開始する。

併せて、同社は新型コロナウイルスの影響で「中国一国に依存するサプライチェーンの脆弱性が顕在化している」としており、サプライチェーンの見直しと体制強化を検討。タイでも金型などを調達することが決まっているという。