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長崎県五島市でドローン処方薬配送の実証開始

2020年10月22日 (木)

調査・データ長崎県五島市で、アバターロボットやタブレットを用いてオンライン診療・服薬指導を行う実証運用が10月5日から始まった。11月4日から3日間は、この取り組みにドローンによる処方薬輸送と検体輸送を組み合わせ、「オンライン遠隔医療の離島モデル」を検証する。

▲ドローン物流の運航経路

この実証運用は、五島スマートアイランド推進実証調査協議会のメンバーである長崎大学、ANAホールディングス、NTTドコモ九州支社、長崎県五島市が主体となって行うもので、自律制御システム研究所やANAグループのavatarin(アバターイン、東京都中央区)、NTTコミュニケーションズ、メトロウェザー(京都府宇治市)などが協力する。

11月4日から実施するドローン物流は、初めて実際の処方薬を搭載し、五島市福江島の貝津港と嵯峨島の間の5キロを運航。メトロウェザーとNTTコミュニケーションズが海上の風況情報を提供し、ANAHDが運航管理を行う。

嵯峨島は、福江島の西方に位置する人口106人の島で、出張診療所に看護師1人が常駐している。現在は、週に一度福江島の診療所から医師が通って医療を提供しているという。