財務・人事川崎近海汽船は10月30日、これまで5.5億円の損失を見込んでいた9月中間決算の営業損益について、上半期の燃料油価格が想定を下回ったとして、2.4億円の利益を確保できたと発表した。
売上高はほぼ予想通りの181.5億円となったが、燃料油価格が1キロリットルあたり5万3500円と、同社が予想していた5万7700円を4200円安く推移したほか、近海部門の市況が回復しつつあり、フェリー輸送の旅客・乗用車も計画より多かったことで、採算が改善した。
上期の業績を踏まえ、通期予想も修正。売上高は前回予想時より4億円少ない356億円、営業損益は12億円の改善を見込んで2億円の損失となる見通し。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | |
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売上高 | 18,154 [-19.3%] | 9,080 [-18.1%] | 44,337 [-3.1%] | 34,047 [-1.8%] |
営業利益 | 235 [-83.7%] | -316 [ - ] | 1,913 [-4.6%] | 2,077 [35.9%] |
最終利益 | 462 [-57.5%] | -127 [ - ] | 1,370 [-19.3%] | 1,628 [16.2%] |
売上高営業利益率 | 1.3% | -3.5% | 4.3% | 6.1% |