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川崎近海汽船、通期の経常赤字回避する見通し

2021年1月29日 (金)

財務・人事川崎近海汽船が1月29日に発表した2021年3月期の第3四半期(20年4-12月)決算は、売上高278.2億円(前年同期比18.3%減)、経常利益7.4億円(64.5%減)の減収減益となった。

新型コロナウイルスによる市況の悪化や輸送量の減少に加え、運送契約終了による運航隻数の減少や燃料価格の下落による運賃の減少などが影響した。

一方で、通期の業績予想については、第4四半期に例年通り季節要因による荷動きの落ち込みが見込まれるものの、第3四半期の荷動きが想定を上回り、燃料油価格が想定を下回ったことから、20年10月末時点で予想していた5.5億円の経常損失がなくなり、経常損益ゼロ(前期利益19.1億円)まで回復する見通しを示した。売上高は前回予想比11億円増の367億円(前期比17.2%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高27,820 [-18.3%]18,154 [-19.3%]9,080 [-18.1%]44,337 [-3.1%]
営業利益966 [-53.5%]235 [-83.7%]-316 [ - ]1,913 [-4.6%]
最終利益695 [-57.3%]462 [-57.5%]-127 [ - ]1,370 [-19.3%]
売上高営業利益率3.5%1.3%-3.5%4.3%