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川崎近海汽船1Q、近海部門収支改善で赤字幅縮小

2021年7月30日 (金)

財務・人事川崎近海汽船が7月30日に発表した2022年3月期第1四半期連結決算は、売上高が95億1500万円(前年同期比4.8%増)、営業損益が1億2400万円の赤字(前年同期は3億1600万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純損益が5200万円の赤字(同1億2700万円の赤字)となった。各利益は前年同期に続き赤字となったものの、近海部門での収支改善により赤字幅は改善した。

近海部門は売上高が27億3600万円(前年同期比25.7%増)で、営業利益が2億2100万円(前年同期1億8500万円の赤字)。貨物輸送量は減少したものの、市況の回復に伴い、運賃収入や貸船料が増加した。

主力の内航部門は売上高が65億5500万円(同0.6%増)とほぼ横ばい。燃料油価格の高騰によるコスト増加などで、営業損益は1億1400万円の赤字となり、前年同期の2500万円の黒字からマイナスに転じた。

通期の業績予想については、近海部門の好調さが継続するとの見通しから上方修正した。売上高を404億5000万円(前回発表比5.1%増)、営業利益を8億5000万円(同3.4倍)、最終利益を6億1000万円(同4.0倍)に引き上げた。