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国交省、ASEANへの日本式保冷物流普及へ委員会

2020年11月4日 (水)

フード国土交通省は4日、日本式コールドチェーン物流サービス規格をASEAN(アセアン)に普及させるための議論を開始する、と発表した。

6月に日本規格協会のコールドチェーン物流サービス規格「JSA-S1004」が発行されたことを踏まえ、同規格の普及検討委員会を設置し、5日に初会合を開いて効果的な普及戦略などについて議論する。

ASEAN地域では、所得の向上に伴い食生活が多様化し、流通段階のコールドチェーン物流需要が高まっている一方、現状では質の高いサービスを提供できる現地物流事業者が少ない。

コストは低いものの温度管理が不十分なサービスがみられ、健康被害や輸送途中の食料廃棄が問題となっているほか、消費者や荷主のサービス品質に対する信頼が得られず、コールドチェーン物流サービス自体が市場で定着しにくくなることが懸念されている。