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コールドチェーン物流のJSA規格、2か国語で発行

2020年7月3日 (金)

フード国土交通省は3日、日本規格協会から事業者間(BtoB)のコールドチェーン物流サービスに関する規格が発行されたことを発表した。

今回発行された「JSA-S1004」は、2018年11月の日ASEAN交通大臣会合で承認された「コールドチェーン物流ガイドライン」をもとに日英2か国語で作成されたもので、ASEAN諸国の倉庫事業者や運送事業者が低温保管・低温輸送を行う際に考慮すべき、温度管理や衛生管理に関する事項が盛り込まれている。

▲「JSA-S1004」の概要(出所:国交省)

ことし5月には、消費者向け小口保冷配送サービスに関する国際規格「ISO23412」が発行されており、これでBtoBとBtoCの両分野で日本の質の高いコールドチェーン物流サービスが規格化されたことになる。

今後は、ISOとJSAの両規格が世界的に普及することにより、日本の物流事業者のサービス品質が適切に評価され、「国際競争力が強化される」(国交省)ことのほか、各国のコールドチェーン市場の「健全な育成と拡大に寄与する」(同省)ことが期待されるという。