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マレーシア、25年に低温物流の国家規格策定へ

2022年2月4日 (金)

国際国土交通省は3日、1月27日に開催した「日マレーシア物流政策対話」について議事概要を公表した。低温管理が求められる製品を輸送する「コールドチェーン物流」サービスについて、マレーシアが2025年に国家規格を策定する見通しが示されたとしている。

日本は2020年にBtoB分野のコールドチェーン物流サービス規格「JSA-S1004」を発行。マレーシアを含むASEAN地域での普及を目指している。政策対話では、マレーシア運輸省がJSA-S1004の周知に関して、産業界へ継続的に状況共有を進めている現状を説明。さらに、現地の困窮世帯を支援する「フードバンク・プロジェクト」と連動させ、日本のコールドチェーン物流サービス規格の普及に向けて、日本に協力を求める意見が出た。

日本側は、コールドチェーン物流サービスを標準化する意義や関連する規格の概要、認証体制整備に向けた取り組みについて理解を求めた。また、ことし2月に両国政府で、コールドチェーンに関する啓発普及セミナーを共催することも確認した。