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愛西市にESRの5.8万m2物流施設が完成

2020年11月5日 (木)

拠点・施設物流施設開発を手がけるESR(東京都港区)は5日、愛知県愛西市で新たな賃貸物流施設「ESR愛西ディストリビューションセンター」が10月31日に竣工した、と発表した。11月9日から20日までの平日10日間、予約制で個別内覧会を行う。

建物は延床面積5万8071平方メートル、地上4階建て、耐震構造のマルチテナント型で、賃貸面積は最小区画8186平方メートルとなっており最大6テナントへの賃貸が可能で、高圧電力の電力供給により、ロボティクス、マテハン、人用空調、ハイスペックなシステム導入といったニーズにも対応する。

3階まで直接乗り入れることができる双方向のランプウェイ式を採用し、荷物を積み下ろすためのトラックバースは1階に低床式、3階に高床式を導入。1階33台、3階29台を配置した。1階低床バースの防火シャッターはウィング車のオペレーションにも対応できるよう、高さ5.2メートルを確保。梁下有効高は1階6.5メートル、2階6.8メートル(一部5.5メートル)と、標準より高い仕様とした。

重量のある大型荷物にも対応できるよう、1階は1平方メートルあたり2トン、2-4階は1.5トンの床荷重を確保し、1・2階は2.5トン、3・4階は1.5トンのフォークリフトが走行できるように配慮した。1・2階は区画ごとに積載荷量3.5トン(1平方メートルあたり)と5トンの荷物用エレベーター1基ずつ、2パレット並列搬送が可能なパレット専用垂直搬送機を1基ずつ、3・4階の各区画には積載荷量3.5トンの荷物用エレベーター2基ずつと、パレット・カゴ車兼用垂直搬送機を1基ずつ設置。敷地内には20台分の大型トラック待機場も備えた。

現地は名古屋市に近接する尾張地区の内陸地にあり、東名阪自動車道蟹江ICから7.5キロ、名古屋第2環状自動車道甚目寺南ICから7キロ、国道155号線につながる愛知県道79号あま愛西線まで500メートルと交通利便性に優れ、名古屋市中心部まで15キロ、名古屋港まで22キロ、中部国際空港セントレアまで60キロ――と、広域物流に対応できる立地。2020年度中には名古屋第2環状自動車道の名古屋西JCT-飛島JCTが開通する予定で、完成すれば名古屋港へのアクセスは15分短縮できる見込み。


■ESR愛西ディストリビューションセンターの概要
所在地:愛知県愛西市南河田町八龍5番8
敷地面積:3万3376平方メートル(1万96坪)
延床面積:6万3358平方メートル(1万9166坪)
構造:地上4階建て・耐震構造・S造
工事期間:2019年10月8日-20年10月31日(11か月間)
用途地域:市街化調整区域(都市計画南河田工業団地地区計画)
企画設計・マスタープラン・基本計画:ESR
設計・施工:塩浜工業

■内覧会開催概要
開催期間:2020年11月9日-11月20日平日限定10時-17時(事前予約制)
開催場所:「ESR愛西ディストリビューションセンター」(愛知県愛西市南河田町八龍5番8)
対象:荷主・物流企業(参加無料)
プログラム:ESRの説明とESR愛西DCの概要説明、ESR愛西DCの施設内内覧会、質疑応答