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ESR、愛知・愛西市の工業用地に6.3万m2賃貸倉庫

2019年10月7日 (月)

拠点・施設ESR(東京都港区)は7日、愛知県愛西市に敷地面積3万3376平方メートル、延床面積6万3358平方メートルの4階建てマルチテナント型物流施設「ESR愛西ディストリビューションセンター」を開発する、と発表した。100億円を投じ、全国で26件目となる同施設は8日に着工し、2020年11月8日の竣工を目指す。

同施設は、東名阪自動車道「蟹江IC」から7.5キロ、名古屋第2環状自動車道「甚目寺南IC」から7キロ、愛知県道79号あま愛西線から0.5キロに位置し、名古屋港まで22キロ、中部国際空港セントレアまで60キロ、名古屋市中心部まで15キロの立地。2020年には名古屋第2環状自動車道「名古屋西JCT」から「飛島JCT」までが開通する予定で、名古屋港へのアクセスが15分短縮する。

▲中京圏地図(出所:ESR)

開発地は、名古屋市に近接する尾張地区の内陸用地で、愛知県企業庁が工業用地として開発を進める愛西佐織地区にあり、同地区は5社の物流施設と工場が集積する工業団地となる。

名古屋市内陸・湾岸部の消費地のみならず、東海全域、関西、関東地方への配送拠点として、3PLによる利用や、飲料品メーカー、eコマース、小売業界などの商品物流に活用してほしいという。

施設面では、3階までトラックが直接乗り入れ可能な双方向のランプウェイ式を採用し、1階に33台、3階に29台のトラックバースを設置。2階・4階の各区画には荷物用エレベーター各2基と垂直搬送機各1基を設置する。1階は床面が地面と同じ高さになる低床式倉庫とし、構内に乗り入れたトラックからフォークリフトで自由に積み下ろしできる設計とした。敷地内には20台分の大型トラック待機場と136台分の駐車場、65台分のバイク駐輪場を確保。倉庫部分は小割対応の設計で最大6テナントに分割できるという。

施設の概要
所在地:愛知県愛西市南河田町八龍5-8他
敷地面積:3万3376平方メートル(1万96坪)
延床面積:6万3358平方メートル(1万9166坪)
着工:2019年10月8日
竣工:2020年11月8日
構造:地上4階建て
用途地域:市街化調整区域(都市計画南河田工業団地地区計画)