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アテクト、シャーレ梱包自動化設備を導入

2020年11月6日 (金)

荷主衛生検査器材や半導体資材を製造するアテクトは5日、シャーレ梱包自動化設備が完成し、本格稼働を開始したと発表した。

同社の衛生検査器材事業部ではシャーレ製品を月産800万枚前後の規模でコンスタントに量産しており、2014年には成形から袋詰めまでが完全無人化となる自社開発の設備を導入、大幅に原価を引き下げることに成功し、生産リードタイムも4分の1以下に短縮した。

今回のシャーレ梱包自動化設備は、段ボールの製函、封函の自動化、無人搬送車(AGV)を組み合わせて段ボールの供給と排出、完成品を出荷倉庫まで無人で搬送する設備で、社内の技術チームが設計、立ち上げ、社内IoTシステムとの連携をすべて受け持ち、設備製作コストを45%削減したという。

これにより「過重労働で離職率が高く慢性的な人手不足が課題」(アテクト)だったという現場の課題に対し、原価の提言だけでなく定着率の向上も実現し、生産の安定化につなげる。