サンゲツ、新関西LCに自動化設備導入し拠点再編

拠点・施設サンゲツは5日、大阪市淀川区に「関西ロジスティクスセンター」を新設し、関西エリアの既存2拠点の機能を同センターに集約することを発表した。

新しい関西ロジスティクスセンターでは、1拠点に機能を集約することで複数拠点出荷に伴うデリバリーロスとオペレーションの非効率を改善。壁装材や床材、ファブリックなど1万2000点を在庫保管し、関西エリアだけでなく、全国のロジスティクスセンター向け供給用商品の西日本在庫拠点としても使用される。

また、同社で初めて無人搬送ロボット（GTP）と無人搬送車（AGV）を導入し、庫内作業の自動化・省人化に取り組む。無人搬送ロボットは、壁紙の在庫棚を出荷場所まで自動搬送するもので、出荷担当者が在庫棚まで商品を取りに行く必要がなくなるため、人の移動時間と負担を削減。無人搬送車は、フォークリフトに代わって商品を搬送する。このほか、新センターでは壁紙の自動梱包機や床材の自動長尺カット機なども導入することで、人手作業を大幅に削減する。

今後は自社配送体制の拡充と高度化のほか、RPAによる作業自動化などのデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進し、データを活用した業務改革に取り組んでいくという。

（出所：サンゲツ）