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佐渡汽船、経営再建へ燃油調整金など見直し

2020年11月16日 (月)

財務・人事佐渡汽船が16日に発表した2020年1-9月期の決算は、売上高が前年同期比40.1%減の53億400万円、営業損益が19億2000万円の損失(前年同期5700万円の利益)、最終損益が27億3500万円の損失(同6700万円の損失)となった。

同社ではこれまで、経営再建に向けた役員報酬の減額や、財務状況が比較的良好な佐渡汽船運輸の完全子会社化などを進めてきたが、新型コロナウイルスの影響で主力の旅客需要が伸び悩み、通期の業績が10月16日に発表した業績予想より悪化する見通し。

今後、営業面では、小木・直江津航路の高速カーフェリーをジェットフォイル船に切り替えるほか、14年以上改定してこなかった燃料油価格変動調整金制度を21年1月に改定し、収益改善を目指す。財務面では、役員と管理職の給与・賞与減額を実施するほか、金融機関からの支援を模索する。

なお、同社は11月24日付で第四銀行から7億円を借り入れることを同日公表している。