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WNIとNEXCO中日本、高速道路の越波を遠隔監視

2020年12月1日 (火)

調査・データウェザーニューズ(WNI、千葉市美浜区)は1日、台風や低気圧の接近で発生する高速道路の越波を遠隔監視する実証実験を、中日本高速道路(NEXCO中日本)と開始したと発表した。

この実証実験では、独自のAI画像解析技術と搭載した「越波リモート監視システム」が、現地のライブカメラの画像から東名高速道路由比パーキングエリア付近と西湘バイパス付近の波の大きさや越波の有無を検出し、越波の規模に応じてアラートを通知する。

現在は、監視員が現地で頻度や規模、飛来物の状況などを目で確認し、通行止めなどの規制を実施しているが、人手が必要な上、監視員の作業には危険が伴う。

両社は今後、2021年3月までにAIによる画像解析の精度を検証し、7月からシステムを運用する方針。

▲越波リモート監視システムの概要(出所:WNI)