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山村ロジが関西地盤の運送2社買収、21年9月実行

2020年12月17日 (木)

M&A日本山村硝子は17日、連結子会社の山村ロジスティクスが、関西地方に事業基盤を持つ中山運送(大阪府茨木市)とマルイシ運輸(同市)の全株式を取得することで基本合意した、と発表した。買収先2社の全株式は、中山運送の代表取締役が保有しており、2021年4月に株式譲渡契約を結び、同年9月に実行する方針。

山村ロジスティクスは、16年から3PL事業を本格的に手がけ、主に構内作業を受託していたが、近年は荷主が構内作業に加えて配送業務も委託する傾向にあるため、運送事業の拡充が課題となっていた。

同社の運送事業は関東を中心としているため、関西地盤の運送会社を買収することで配送対応地域を広げ、構内作業と配送業務の一括受託を目指す。また、東西で配送地域のバランスを取ることで事業の拡大につなげる。

買収先2社の直近の売上高は、中山運送が28億5100万円(20年3月期)、マルイシ運輸が17億5800万円(19年11月期)。ともに一般貨物自動車運送事業、第一種利用運送事業、倉庫業を営む。