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国交省、国内6港をカーボンニュートラル港湾に

2020年12月18日 (金)

環境・CSR国土交通省は18日、脱炭素社会の実現に向け、国内6港で「カーボンニュートラルポート」の形成に取り組むことを発表した。

対象となるのは、小名浜港、横浜・川崎港、新潟港、名古屋港、神戸港、徳山下松港――の6港。第一段階として、年度内にそれぞれの地域で3回ほど検討会を開催し、カーボンニュートラルポートの実現に向けた初版マニュアルを作成する。

(出所:国土交通省)

この取り組みは、2050年までに脱炭素社会の実現を目指す政府の方針を受けたもので、国交省では国際物流の結節点であり、産業拠点でもある港湾に着目し、次世代エネルギーの大量輸入・貯蔵・輸送・活用を通じてカーボンニュートラルな港湾運用を目指す。港湾・臨海部は、国内でCO2排出量が最も多いエネルギー転換部門と産業部門の事業所が集積しており、排出量削減効果が大きいとされている。

同省が作成したカーボンニュートラルポートのイメージでは、次世代エネルギーの輸出入・配送拠点となる港湾施設の整備や、港湾荷役機械・トレーラーへの燃料電池搭載、トラック・トレーラー向け水素ステーションの整備、冷蔵倉庫での次世代エネルギー活用――などが具体的な取り組み例として挙げられている。

(出所:国土交通省)

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