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三菱電機、大容量電力需要受けC-GIS生産強化

2025年8月8日 (金)

荷主三菱電機は7日、受配電システム製作所(香川県丸亀市)において、キュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS)の需要拡大に対応するため、新たに工場棟を建設すると発表した。新工場棟は2026年6月に完成し、同年10月から稼働を開始する。

C-GISは、大容量電力を使用する施設内の電力配電系統に使用される高電圧向けの配電盤で、電流を開閉する真空バルブを搭載している。これにより、事故発生時などに電流の遮断・保護・制御を行う機能を備える。近年では、データセンターなど大容量電力を必要とする施設の増加により、国内外でC-GISの需要が高まっているという。

▲受配電システム製作所 新工場の完成予想図(出所:三菱電機)

同社は新たな工場棟の建設により、2027年度までにC-GISの年間生産台数を従来の2倍に引き上げる。新工場では、これまで複数のエリアに分散していたC-GISの生産および試験ラインを一か所に集約することで、部材の受け入れから製造、出荷までの一連の工程を効率化する。

さらに、生産ラインにはC-GIS内への絶縁ガス充填作業を自動化する設備を導入し、ガス充填時間を40%短縮することで生産性を向上させる。従来の変電所・駅・ビルなどに加え、再生可能エネルギーの一つとして海外で注目されている洋上風力発電への対応を強化する。

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