荷主川崎重工は7日、貯蔵容量5万立方メートルの地上式平底円筒形液化水素貯蔵タンクの製作を播磨工場(兵庫県播磨町)で開始したと発表した。

▲液化水素貯蔵タンクの完成イメージ(出所:川崎重工)
高圧ガス保安法に基づく設計審査に合格し、日本水素エネルギー(東京都港区)が幹事を務めるNEDOの「液化水素サプライチェーンの商用化実証」事業において、川崎市扇島の国内基地に設置される。
同社は今回、独自開発の構造と保冷システムを採用し、世界で初めて商用規模の地上式平底円筒形液化水素貯蔵タンクの建設に着手した。これにより、従来の真空断熱構造の球形タンクに比べ、より多くの液化水素を貯蔵できる。
また、極低温下での液化水素の大量貯蔵が可能になることで、サプライチェーンの整備と輸送効率向上に寄与する。タンクの寸法は直径60メートル、高さ45メートル、貯蔵容量は3550トン。
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