ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

エア・ウォーター、産業ガス事業の一部子会社継承

2025年8月8日 (金)

M&A産業ガス大手のエア・ウォーター(大阪市中央区)は7日、同社の鉄鋼向けオンサイトガス供給プラントを中心とした産業ガス事業の一部を完全子会社のエア・ウォーター・ガスプロダクツ(同)に承継することを決め、両社で吸収分割契約を締結したと発表した。10月1日付けで事業の分割吸収を実施する。

同社によると、国内では近年、鉄鋼・化学などの素材分野での産業ガス需要が減少傾向となる一方、半導体製造工場の新増設を背景にエレクトロニクス関連分野のガス需要は拡大傾向にある。このため、同社グループでは、構造変化に対応できる安定供給体制の構築を進めるとともに、今後の成長を見込んで、インドや北米を中心とするグローバル産業ガス事業の拡大に注力している。

2021年4月に産業ガス製造子会社として新設したガスプロダクツは、グループ内の各種ガス製造プラントの運転や保全、コスト管理などを担い、海外製造拠点の拡充に向けた人材育成などにも取り組んでいる。

これまでは、親会社が産業ガス製造プラントを保有し、ガスプロダクツが業務受託を受ける形になっていたが、事業の見直しの結果、鉄鋼向けオンサイトガス供給プラントを中心とした産業ガス事業をガスプロダクツに集約して、各種産業ガス製品の製造、販売、物流、保守の一貫体制を構築することにした。

分割する事業部門の売上収益(売上高)は25年3月期で361億3100万円、エア・ウォーター全体の3.36%にあたる。

今回の分割吸収による資本金や経営体制の変更はない。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。