ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

荷主のCO2削減策1位は輸配送ルート最適化

2025年8月8日 (金)

調査・データ物流DX(デジタルトランスフォーメーション)プラットフォーム「LIFTI」を運営するUnivearth(大阪市北区)は8日、荷主企業が取り組んでいるCO2排出量削減策で最も多いのは、「輸配送ルートの最適化、AI活用」だとする調査結果を公表した。同社は、多くの企業が、高額な投資をせず、すぐに始められる効果的な一手を求めている結果だとしている。

同社は7月1日から20日まで、荷主企業の物流業務従事者200人を対象に、インターネットを通じてアンケートを実施した。

調査結果によると、CO2排出量削減のために取り組んでいる施策について、複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「輸配送ルートの最適化、AI活用」で47.2%。次いで「エネルギー効率の高い輸送モードへの転換(モーダルシフト)」44.7%、「最新車両・低燃費車両の利用推奨」38.2%と続いた。「共同配送の推進」30.1%や「積載効率向上」30.9%といった企業連携や積載率改善につながる施策も3割を超えた。

同社は「走行距離そのものを削減するソフト面の対策がCO2排出量削減に直結するという認識が広く浸透し、共同配送や積載効率向上なども支持を集めている」とし、「テクノロジーを駆使した運用改善が脱炭素の主流なアプローチとなりつつある」と分析している。

また、「特に取り組んでいる施策はない」は7.3%に留まり、多くの企業が何らかの取り組みを行っていることが分かった。

調査結果について同社は「これまで主流だったエコカー導入などハードウェアの刷新に加え、多くの企業が『いかに賢く運ぶか』というソフトウェア面に高い関心を寄せている」と指摘。「AIやDXの活用による効率化が脱炭素の新たなスタンダードになる」としている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。