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シモハナ物流が予約機能導入拡大、待機時間3分の1に

2021年1月8日 (金)

ロジスティクスHacobu(ハコブ、東京都港区)は8日、シモハナ物流(広島県坂町)が全国の物流拠点にトラック予約受付サービス「MOVO Berth」(ムーボ・バース)を導入すると発表した。(編集部)

シモハナ物流は食品や外食向けの物流サービスを関東から九州までの広いエリアで展開しているが、多くの営業所(物流拠点)でトラックの長時間待機が課題となっていた。入出荷トラックを先着順で受け付けていたために、早朝にトラックが集中し周辺で待機が発生し、待機時間は平均1時間、長い場合は2時間半に及ぶこともあった。

同社の占部昌嗣専務は「物流業界は、いまだアナログな業務が多い業界だ。中でも、物流センターへの入荷(納入)は先着順で受け付けているため、開場時間にトラックが集中する事で待機が発生するほか、繁忙期には社員が入荷車両の交通整理をせざるを得ない状況だった。また、待機車両の騒音などで近隣住民からのクレームも多発していた」とその頃の様子を振り返る。

そこで、同社は2020年10月にさいたま市緑区の浦和第二営業所など東日本の拠点を中心に9か所でムーボ・バースを導入。これにより、予約を入れた車両の平均待機時間が18分、予約を入れていない車両の平均待機時間は61分と、予約の有無で3倍以上の待機時間の開きが出ることを確認。

併せて、事前に「いつ、何を積んだトラックが到着するか」を把握できるようになったため、物流拠点側では先々を考えた受け入れ準備ができるようになり、庫内業務の改善にも効果があったとして、21年以降は西日本の拠点にも段階的に導入していくことを決めた。

導入後の展開について、同社は「デジタル化を目指すならば、まずはデータを蓄積し、蓄積したデータを分析・活用することで、数値を根拠に生産性の向上など、物流最適化を実現するための第一歩としていきたい」(占部氏)と話している。