ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は13日、「新技術の導入による貨物駅のスマート化」の一環として、トラックドライバー用のスマートフォンアプリを2021年度下期から全国6駅で試験運用する、と発表した。
このアプリは、トラックドライバーがコンテナの持ち込み・持ち出し時間を事前に予約できる機能や、リアルタイムに貨物列車の走行位置と遅延状況を確認できる機能、駅構内のコンテナ所在地をマップ上で確認できる機能――などを搭載するもの。
トラックドライバーやフォークリフトオペレーター、利用運送事業者、貨物駅などの鉄道輸送関係者の間で素早く情報共有することで、スムーズな荷物の受け渡しや効率的な配車計画につなげる。
同社は函館貨物駅、仙台貨物ターミナル駅、隅田川駅、静岡貨物駅、百済貨物ターミナル駅、北九州貨物ターミナル駅――の6駅で2021年度下期から試験運用を開始し、22年度中に全国のコンテナ取扱駅へ順次展開する。