ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

バーコード屋さん、入出荷用QRコードシール発売

2021年1月19日 (火)

サービス・商品ECサイト「バーコード屋さん」を運営する明光舎印刷所(大阪市天王寺区)は19日、トレーサビリティに対応した原材料入出荷用QRコードシールの販売を開始したと発表した。

このシールを商品に貼り付けることで、製造時期と場所、賞味期限などのほか、原材料、内容量、原産国、保存方法など情報を把握しやすくする。納期は最短で2営業日後で、最低100枚の小ロットから発注できる。

■バーコード屋さん
http://insatsu-net.com/barcode

簡易さと低コストは中小企業に不可欠

RFIDの普及にはまだ時間がかかりそうだが、中小企業の物流業務では既存の一次元バーコードのみでも支障ないというのがほとんどの現場事情だろう。

ただし、JANをはじめとする一次元バーコードの情報量では、各種トレーサビリティやロット管理などに限界があることも事実だ。特に食品や精密機械部品などの分野では、製造から流通、消費や稼働の場に至るまでの「軌道追跡」は社会的要求となりつつある。

事故や不具合の発生時に、即座にその原因追求と発生した場所や個所を特定するためのツールとして、情報量の多いRFIDや二次元コードは有効。コストなどの導入ハードルが低い簡易サービスの提供は、小規模経営の荷主や物流会社にとっては便利この上ないはずだ。(企画編集委員・永田利紀)