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倉庫内AI・RFID本稼働へ動き出す、矢野経研調べ

2021年1月25日 (月)

国内矢野経済研究所(東京都中野区)は25日、国内倉庫における「物流テック市場」の分野別動向、参入企業の動向、将来展望を調査し、「2021年版物流テック市場の動向と将来展望:倉庫内編」として販売を開始すると発表した。

資料では、国内倉庫で進むITサービスを大きく「アーリー市場」「シード市場」に分け、このうち導入機運が比較的高くなっているクラウド型WMS、バース予約・受付システム、作業の可視化・日報デジタル化サービス、音声認識システム——の4カテゴリーをアーリー市場に分類、コロナ禍における動向や投資金額を評価した。

画像認識AI、現場最適化AI、資材管理、在庫のデジタル化——の、導入難易度が比較的高い4カテゴリーはシード市場に分類。

アーリー市場については「15年前後から導入件数が伸長した。20年は新型コロナウイルスの影響により、デジタル化に対する機運が高まり、導入難易度も比較的低いことから好調に推移している」と分析。シード市場に分類したAI分野、RFIDの活用は「検品や棚卸し、ピッキング作業などで現在多くの実証実験が進められており、物流現場への本稼働に向けて、21年は動き出していく」と予測した。